今月のコラム
2012/05/01

【画像提供】国立天文台:撮影 千葉清隆氏
 金環日食を楽しむ

 久しぶりに首都圏で日食を見ることが出来る。
 5月21日、朝から食が始まり、南九州から茨城県を結ぶ一帯では指輪のような金環食となります。
 地球上では年間何度か日食が観測されていますが、部分食以外の日食が関東で観測できるのはなんと前回から173年ぶりとのこと。
 金環帯の中心線を通る緑区、港北区、旭区、瀬谷区、都筑区では、ほぼ同心円の金環になるため賑わいもひとしおです。

 日食中は刻々とその姿を変えていく太陽。さまざまに楽しめるようです。
 手軽にできるのが、紙にピン穴を開け地面に投影して、太陽の変化が観察できるピンホール観測。同じ原理で、木漏れ日でも同じ現象が観察できます。
 また、手鏡を利用して壁や地面に投影してその像を観察する投影法(長時間の直視は注意が必要)などがあります。

 重要なのは、太陽を直視しない、用具使用の時は日食グラスなどの適正な用具を使用することでしょう。
 日本眼科学会でも、太陽を直視したために目の網膜が焼けてしまい、失明の危険性がある日食網膜症を回避するために警鐘を鳴らしています。

 5月21日の金環食の後は、6月4日の部分月食、6月6日の金星の太陽面通過、7月と8月にはそれぞれ木星食、金星食まで起こり、2012年は珍しい天文現象が続きます。

文/橋口